どうでもいい、今更昔話 “歩く広告物 ”

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なかなか捨て難いのが昔の書類。整理中に出てきた1977年の開店当初に制作した木馬マッチの版下、このマッチの制作が結構手間のいる作業だった。アンダーウッドのタイプ文字を使い、22文字の一文字づつ切り取って円弧に貼付けてゆく、パソコンを持たない時代だから手段はこれしかない、いわゆる当時の写植である。
円形デザインの出来上がりに満足したのか6センチ大の真四角のマッチで決め、紙面は無光沢でわら半紙風、これらで業者に発注した。「通常の規格寸法外なので、少々値が張りますが」といわれたが、そのままでやってくれと頼む。
マッチ一個が75円。当時の珈琲一杯が280円、一日にマッチ30個持っていかれて一月で67500円。どうみても割高な広告物だったが当時はバブルの上り調子の頃、いけいけどんどんの時代だった。評判のせいもあって8ヶ月続く。
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やむえずLET'S LISTEN TO OUR CHANGING JAZZ SCENEを下部に入れコストダウン、規格寸法内で制作したものを1986年まで9年間使用する。
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1986年改装時から現代に至る。
by mokuba-kobe | 2012-01-14 23:19