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 "恋しくて ありふるほどの 紅葉は 散りぬるかとぞ うたがはれける"


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 "いつの間に 君くれないに 染まりける 尋ねながめむ せめて散るまえ"


秋の一日、まだ紅葉には早いとおもいながらも有馬の瑞宝寺に出かけた。案の定だった。
部分紅葉が所々、さいわい天気はよかった。
11/2、3日の両日に秀吉の頃から続く有馬大茶会があるらしく境内はそれらしいテントやらが目についたが、とりあえず山門茶屋で「ぜんざい」をいただいた。
この季節、ここに来たら毎度これを口にする、瑞宝寺の紅葉ともみじ茶屋の「ぜんざい」は県下でも有数の名所、名物だと思っている。

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# by mokuba-kobe | 2012-11-16 09:05
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   壁画『天人降下』 絵描き 木馬武志、 絵描き 三木重人、 雑仕 深川和美

'1995の震災後3月中頃。解体前夜に3人で描いた3.8m×1.8mの壁画


■「耳を澄ませば、マーラーの『私はこの世に捨てられて』
Ich bin der Welt abhanden gekommen
「わたしは俗世から離れて」

私はこの世界から完全に離れてしまった
かと言って
もしあのままこの俗世にかかずらわっていたなら
多くの時を無駄にしたことであろう
この世界で私の消息は
既に長いこと不明のままだ
おそらく世間は私が死んだとでも思っているに違いない

世間が私を既にこの世の人でないと思っている事実など
実はこのわたしにとって
もうどうでもよいことなのだ

ましてやこの私に異論を唱える権利などありはしない
なぜなら私は本当に死んでしまったのだから
つまり
この俗世からは死んでしまったということなのだ

私は今 死んで
この世の喧騒から離れている
そして
ある静けさに満ちた場所で憩いを得ている
私はこの私だけの世界で
たったひとりで居るのだ

私の愛とともに
私の歌とともに


# by mokuba-kobe | 2012-06-22 11:22
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台風ニュースで明け暮れた一日。進路がそれ神戸はそうでもなかったが、そうそうに帰宅し、まだ見ていなかったジャームッシュの 「COFFEE&CIGARETTES」を観る。
この人の独特なへんな空気感は観る度ごとにヤミツキになる。映画は起承転結のない会話劇だが、タバコの煙とコーヒーとさまざまな登場人物が白黒画面によく映えている。
友人だった故西田明夫氏も6年前に自身のブログで「COFFEE&CIGARETTES」を語っている。(彼は毎日綴るブログは15分以内で書くと云っていた。 しかしながら簡潔、明解、知的だ 。)

2006-09-04
■ COFFEE & CIGARETTES

「COFFEE & CIGARETTS」を観る。
映画の主役はコーヒーとタバコ。
コーヒーとタバコさえあれば、 人生なんてなんとでも
なる・・・と、 そう思わせるような映画ではある。
第一話の「STRANGE TO MEET YOU」では 「CAMEL」、
第三話の「SOMEWHERE IN CALIFORNIA」では 「MARLBORO」、
第六話の「NO PROBLEM」では 「CAMEL LIGHT」・・・と、
前編にわたって様々な種類のタバコが登場する。
映画は十一の短編を並べたオムニバスだが、 特に、
第十一話の「CHANPAGNE」は素晴らしい内容の物語であった。
二人の老人が紙コップに入ったコーヒーを飲んでいる。
一人の老人が、 「耳を澄ませば、マーラーの『私はこの世に捨てられて』が聴こえてくる」 「美しくて悲しい曲・・・」、と言う。
まさしく、二人はこの世に捨てられた存在であると、画面は告げている・・・。
一人の老人が、また言う。
「このコーヒーをシャンパンと思おう」 「人生を祝うのさ」 「乾杯しないか?」
もう一人の老人が問う。 「いったい何に?」
老人が言う。 「1920年代のパリの街に」 「ジョセフィン・ベーカーとムーラン・ルージュに」・・・・。
胸がグッと熱くなる。 いい映画だった。
「ジョセフィン・ベーカー」「ムーラン・ルージュ」
「ロートレック」 「ピカソ」「藤田嗣治」「ユトリロ」
「ローランサン」「ルソー」 「シャガール」
「ブラマンク」「モディリアーニ」「アールデコ」・・・。
俺も1920年代のパリに生きていたかった。
# by mokuba-kobe | 2012-06-19 23:56
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27年前、友人のN氏に最古の蓄音機が欲しいと依頼した。二ヶ月後に船便で2台のエジソンフォノグラフが届いた。
1台でよかったのに2台も届いた。梱包を開けたら2台とも気に入ってしまう、どうしたものかとずいぶん迷った。当時の為替レートが1ドル230円ぐらい、ざっと円高の今からすると3倍の金額が必要だったことだ。
現代のようなネット社会の取引ならこんなことはあり得ないのだが、とにかくいい加減で緩い当時を思い出す。
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1904年製の蓄音機。古時計のようにぜんまい仕掛けで筒型のレコードが回転する、音溝に添って針つきラッパが移動しながら音を再生する、そして僅か2、3分で終わる。シャーという雑音の中に音が紛れてる感じでとても聴けたものではないがそれでも音に芯が通っていた。
この構造が初めて作られたのが1877年、その年の冬に記録された人類の最初の音というか音楽は、エジソン本人が歌った「メリーさんの羊」。
1910年頃から現代の標準である円盤方式がスタートした。
(エジソンの言葉)
「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄である。」 1%・・・
# by mokuba-kobe | 2012-06-16 20:21
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先週、髭の殿下が亡くなられた。おなじ日にAKBの総選挙というものがあった。
アイドルの「イベント」に各局メディアはおろかNHKまで優先報道した。聞けば、CDを買ったら”選挙権”が得られる仕組みとか、まさに「商業イベント」。その日の皇居お膝元は日本武道館でのバカ騒ぎ。テレビ局は生中継していたが、それははるかに違和感を超えていた。
たかが少女タレントの人気投票に、テレビ画面では大学生や社会人のいい歳をしたおっさんまでもが目の色変えて盛り上がり「我が社もあやかりたい」などとコメントしている。ノー天気と言うか情けないと言うか、白痴化も来るところまで来たかって感じだ。
AKB騒動にはじまったことではない、ここ数年民放各局どこでも同じような顔ぶれの芸人、タレントを集めた安上がりなバラエティ番組ばかり作ってきた。中身のない番組を垂れ流してきたツケが回ってきたのだろう若者層にもテレビ離れが進んでいる、それを局が気付かないはずがない。
テレビ局は下手な受け狙いは止めて正々堂々と自分達が伝えたいモノ、創りたいモノ、報道のあるべき姿を追求することしかない。そうしない限り視聴率が落ちCM収入が減少し、いっそう業績が悪化するだろう、そんなことは知ったことではないが!
# by mokuba-kobe | 2012-06-14 13:52